米栽培(ひとめぼれ)の栽培のはじめの一歩は塩水洗浄から。
- ①:塩水洗浄する意味と温度の関係
②:芽出し作業と苗箱の土入れ作業
③:種まきとハウスへ移動
について、当方の実際の作業の様子を写真添付で紹介します。
コメつくりの始めの一歩:塩水洗浄で不良品削除
「塩水洗浄」
の目的は種籾の不良品を選別するためです。
種籾の中には当然
「米粒」
が入っています。
しかし、中にはその粒が小さかったり、中身がないのもあるんだな~~
それを選別するために塩水につけて選別します。
不良品は浮かんできます。
塩水の作り方は
- 水20リットルに塩4㎏
です。
タマゴが浮かびます‥しかも縦に。
それを確認して始めます。
塩水につけます。
今年の種籾はいつになく浮かんできます。
なんで?
と思っても仕方がないです。
上の写真の右側が省いたもの。
選別後ザル毎のままこの水で塩水を下ろします。
(水洗い)
ここまでが塩水洗浄です。
全部で5㎏袋で14袋(70㎏)ですがほぼ
「1袋(5㎏)」
が不良品でした。
今年の種籾はちょっとな~~の世界。
累積温度120度で種もみを目覚ましする:種も春が来たな~~と
その後水に浸します。
水を張ります。
これで毎日の温度を測定して累計で
「120度」
になるまでつけておきます。
なお、水は3日おきに交換します。
累計のメモ。
毎日の温度をつけていきます。
今回は累計で
「128度」
になりました。
要した日数は
「18日」
ですね。
6日に測定を始めて24日に完了です。
種籾の芽出し作業は「めざまし君」:ハト麦状態の芽を出す
その後、今度は種籾の
「芽だし作業」
を行います。
種籾にハト麦程度の芽を出させます。
機械は、我が家ですでに40年以上も使ってる
「めざまし君」
です。
以下。
中に種籾を入れます。
重ならないようにします。
スイッチを入れて温度は
「32度」
を選択。
これで大体二昼夜かけます。
するといい具合にハト麦状の芽が出てきます。
次にこれを水を切って乾燥させます。
乾燥後は元の網袋に入れておきます。
これを14袋あるので3回繰り返します。
種まきの準備:苗箱に土を詰めていく作業
苗箱に土を詰めます。
その前に土を購入。
トラックで何枚分と言って購入。
我が家では今年田んぼが増えたので
「430枚分」
を購入。
この土には最初から肥料などの成分は配合済みです。
以前はミキサーで練っていたのですが、数年前からこれにしています。
で‥これを苗箱に詰めます。
苗栽培用のハウスをかける:これがしんどい
風が強かったのですが、何とかかけました。
最初に杭をついておきます。
これは防風ネット用です。
腰のビニールをかけていきます。
最後に屋根をかけて完成。
ハウスの中の床土を均して、ここに苗箱を並べる際に凹凸が極力ないようにしておきます。
最後に下に専用ビニールを敷いて完了。
最初に種をまいておく作業:種まき機械は45年以上使ってる
この機械、当時10万円ほどしたかな~~
当時としては結構高いものでした・・がそれが普通でした。
すでに45年ほど・・・もっとかな~~とももいます。
蒔いた状況写真
これに水をかけて土をかけるのですが、それはまた後日。
機械は同じものを使います。
種が落ちる部分と、土が落ちる部分が違うんだな。
種をまいた箱に水をまき土で覆う作業:覆土作業とハウスに並べる
種をまいた苗箱に
①:水をたっぷりと含ませる
②:覆土ををかける
この作業を、種まきと同じ機械で行います。
こんな感じ。
種をまいた箱を機会に供給して土を機械で落としていきます。
それを軽トラに乗せてハウスに運びます。
それをハウスの中に並べます。
こんな感じに敷き詰めていきます。
ここまでが、第一ラウンドの作業になります。
この後は、一週間ほどで芽が出てきますから、そしたら上のかけたかけものを剥いで箱を出します。
それに毎朝の水やり。
それからハウスの温度管理がとても大事。
だいぶ端折ってきましたが、中身は機械の調整や細部の内容がまだまだたくさんですが、紹介しきれないので
「大まかな部分」
のみで。
またこの続編もこの後の作業があります。
春の農作業:米(ひとめぼれ)編:種まきまでの一連の作業感想
「塩水洗浄」
を行ったのが
「3月5日」
そして、温度測定は3月6日(一日後)からです。
一連の工程を経て
「種まき」
は4月6日です。
約これまで一か月。
種まきしたら、ハウスに持っていて苗箱をハウス内に並べます。
これからがまた大変。
約一週間で芽が出てきます。
どんどん伸びてくるのですがその世話なんだな~~
毎日の作業。
①:朝一番の水やり:約30~40分
②:ハウスの温度管理(地表面で約25度以下)
③:育ちの悪い部分のケア
などなど。
これを一か月やって、丈夫な苗を作っていきます。
今回は、種まきまでと維持管理の様子を本記事で紹介します。
トラクターでの
- ④;耕起
⑤:代掻き
⑥:田植え作業
はまた別の記事で。
一番上のヘッダーの写真はわたしが撮影した庭の風景写真です。